ゲーデ (Guede, Ghede) またはゲデ (Gede) は、ハイチのヴードゥー教における死神。
死とセックスのロアとされており、古ぼけて擦り切れ、破れた黒い山高帽と燕尾服を着た男の姿をしており、死者がギネー(ギニア=神々の住処)に向かう途中にある「永遠の交差点」に立っているという。
※ロア (Loa) またはロワ (Lwa, Lwha) とは、ヴードゥー教に伝わる精霊の総称。
生きてきた全ての人間を知っている為、彼は非常に賢明である。
その一方でひどく下品な態度や言葉遣いをし、非常に陽気で葉巻と酒が大好物である。
人間に憑依してその口を借り、好きな事を喋らせる事ができる。
土曜男爵 (Baron Samedi) 、十字架男爵 (Baron La Croix) 、墓地男爵 (Baron Cimetiere) などの別名をもつ。
また、生と死の間の仲介者とも言われる。