東京拘置所は2日、男性看守(26)が収容中の30代男性の性器を触ったなどとして、停職2月の懲戒処分としたと発表した。男性看守は同日付で辞職し、同所は特別公務員暴行陵虐容疑で男性看守を東京地検に書類送検した。男性看守は「自分の欲求を満たすためにやった」と話しているという。
同所によると、男性看守は昨年12月28日午後、勤務中に当時未決拘禁者として独居房に収容されていた男性に対し性器を服から露出させるよう指示し、食器口から手を差し入れて性器に触るなどした。男性が他の職員に被害を申告し発覚。他の収容者に対する同様の被害は確認されていない。
東京拘置所の平良(たいら)敦志所長は「国民の矯正行政への信頼を失わせたことを深くおわびする。今後は二度と繰り返さぬよう、職員への指導監督を徹底する」とコメントした。
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