日本の主要航空会社は30日、成田などの国内の空港で米国到着便の搭乗客に対し、粉末を対象にした新たな手荷物検査を始めた。
米政府の要請で強化しているテロ対策の一環で、350ミリリットル以上の粉末は客室への持ち込みが原則禁止となった。
空港関係者によると、粉末に特化した本格的な搭乗前検査は国内で初めて。
全日空と日本航空は30日までに、ホームページで検査開始を告知。
粉末を持参する場合、検査対象とならない預け入れ荷物に入れるよう呼び掛けた。外国の航空会社も同様の案内をしている。
空港関係者によると、粉末検査は、航空会社側が無作為に選んだ乗客らの手荷物を、保安検査通過後の搭乗ゲート付近などで調べる。
禁止対象は砂糖や塩などの調味料、小麦粉、粉末状のコーヒーや化粧品など。
乳児を連れた乗客の粉ミルクや処方された医薬品、遺骨などは安全と判断すれば認める。
30日の成田空港のチェックインカウンターでは航空会社が検査実施の看板を設置。
家族3人でグアムに向かったさいたま市の女性会社員(41)は「安全優先でいいので不満はない。
事前に検査内容が分かれば対策ができていい」と話した。
米国到着便の搭乗ゲートでは、航空会社側の案内で一部の乗客が追加の検査を求められていた。
国土交通省などによると、新千歳、羽田、成田、中部、関西、福岡の各空港に米国直行便がある。
既に米政府の要求で電子機器の爆発物検査を開始。航空専門家は粉末も爆発物などに使われる恐れがあると指摘している。〔共同〕
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32462160Q8A630C1CR0000/
米政府の要請で強化しているテロ対策の一環で、350ミリリットル以上の粉末は客室への持ち込みが原則禁止となった。
空港関係者によると、粉末に特化した本格的な搭乗前検査は国内で初めて。
全日空と日本航空は30日までに、ホームページで検査開始を告知。
粉末を持参する場合、検査対象とならない預け入れ荷物に入れるよう呼び掛けた。外国の航空会社も同様の案内をしている。
空港関係者によると、粉末検査は、航空会社側が無作為に選んだ乗客らの手荷物を、保安検査通過後の搭乗ゲート付近などで調べる。
禁止対象は砂糖や塩などの調味料、小麦粉、粉末状のコーヒーや化粧品など。
乳児を連れた乗客の粉ミルクや処方された医薬品、遺骨などは安全と判断すれば認める。
30日の成田空港のチェックインカウンターでは航空会社が検査実施の看板を設置。
家族3人でグアムに向かったさいたま市の女性会社員(41)は「安全優先でいいので不満はない。
事前に検査内容が分かれば対策ができていい」と話した。
米国到着便の搭乗ゲートでは、航空会社側の案内で一部の乗客が追加の検査を求められていた。
国土交通省などによると、新千歳、羽田、成田、中部、関西、福岡の各空港に米国直行便がある。
既に米政府の要求で電子機器の爆発物検査を開始。航空専門家は粉末も爆発物などに使われる恐れがあると指摘している。〔共同〕
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日本経済新聞
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