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[ワシントン 8日 ロイター] - 日産自動車(7201.T)は8日、タカタ製エアバッグ搭載車のリコール(回収・無償修理)に関連した集団訴訟で、和解金9770万ドルを支払うことで合意した。裁判所の書類で明らかになった。
日産は発表文書で、和解は「リコール対象車のオーナーへの働きかけを拡大し、リコールのペースを加速させることが目的」と説明。同社側の過失は認めていない。
6月末時点で、タカタ製欠陥エアバッグに関連してリコール対象となった日産車のうち、リコールを完了した車両は29.9%にとどまる。
日産車オーナーへの補償を含めた今回の和解案は裁判所の承認を受ける必要がある。
同様の集団訴訟では、トヨタ自動車(7203.T)、マツダ(7261.T)、SUBARU(7270.T)、独BMW(BMWG.DE)がすでに合計5億5300万ドルを支払い和解することで合意済みで、裁判所の最終承認を待っている。
ホンダ(7267.T)、米フォード・モーター(F.N)はまだ和解に至っていない。
2017年 8月 9日 7:42 AM JST