
「成人の日」の8日、戦後の混乱で成人式を挙げられなかったお年寄りなどが、80歳を迎えたことを祝って「熟年成人式」が燕市で開かれました。
「熟年成人式」は、燕市の吉田地区老人クラブ連合会が、戦後の混乱で成人式を挙げられなかった人などに、還暦から20年たった80歳の節目に気持ちを新たにしてもらおうと22年前に始めました。
ことしは、昭和12年と13年生まれの満80歳の男女あわせて47人が出席しました。
式では、燕市の鈴木力市長が「第二の青春をますます元気で楽しみ、よりよい人生を送ってください」とお祝いの言葉を述べました。
続いて、出席者を代表して杉山哲雄さん(80)が、ほのぼのとした暖かさのあるという冬の詩を読み上げて、「私は成人式の案内状を見て同じように心が温まりました」とお礼の言葉を述べました。
このあと、出席者は食事をしながら歌を歌ったり、昔の話をしたりして長寿を祝っていました。
出席した女性は「20歳の時は参加できず、寂しい想いをしていたので、初めての成人式に感無量です。これからも夫と2人で、元気に趣味のダンスを楽しんでいきたいです」と話していました。
01月08日 15時20分
新潟 NEWS WEB
http://www3.nhk.or.jp/lnews/niigata/20180108/1030001328.html