6/7(木) 9:46配信
北海道新幹線の札幌延伸について、新幹線を整備する鉄道建設・運輸施設整備支援機構は6日、
冬季五輪招致を目指す札幌市が2030年五輪に間に合うよう開業の前倒しを求めていることに対し、
「困難だ」との見解を示した。新幹線開通を前提とした五輪招致活動に、影響を及ぼしそうだ。
機構の依田淳一・北海道新幹線建設局長は同日、札幌市で経済団体や自治体などで作る
北海道新幹線建設促進札幌圏期成会総会に出席。新函館北斗−札幌間の約8割がトンネル区間となるため、
工期短縮には大量の掘削土砂の受け入れ地の確保や高架化による工事の長期化などが課題となると説明した。
取材に対し依田局長は「(30年2月と見られる)冬季五輪前の延伸実現は難しい」と述べた。
札幌市は当初、26年冬季五輪を招致するとしていたが、
新幹線の延伸時期なども理由に30年五輪招致を目指す方向に転換。
機構が31年春としている札幌延伸の約1年前倒しを求めていた。【野原寛史】
6/7(木) 9:46配信 毎日新聞
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