運転手2人と運送会社所長は不起訴 タイヤ落下死亡事故 岡山地検
岡山県津山市の中国自動車道で2017年、トラックから落下したスペアタイヤが原因で母娘2人が死亡した事故で、岡山地検は18日、自動車運転処罰法違反(過失運転致死)容疑で書類送検されたトラックとトレーラーの運転手2人を嫌疑不十分で不起訴とした。
事故は17年10月18日発生。落ちたスペアタイヤに軽自動車が衝突し、運転していた広島市の女性=当時(49)=と大学生の娘=同(21)=が路肩に避難していたところ、同じタイヤに乗り上げ横転したトレーラーに巻き込まれ死亡した。
地検によると、腐食によりタイヤがキャリアーごと脱落していた。
専門家の鑑定などを踏まえ、トラックを運転していた男性(47)が脱落を予見することは困難で、後続のトレーラーの男性(49)の過失も認定できないと判断した。
点検の指示を怠ったとして、業務上過失致死容疑で書類送検されたトラックの運送会社の女性所長(49)も、嫌疑不十分で不起訴とした。
時事通信 3/18(水) 16:27
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