ゴールデンウイークから2週間が新型コロナウイルス対策の分水嶺か
4/24(金) 17:08配信
NRI研究員の時事解説
ゴールデンウイーク後2週間が分水嶺に
5月6日に期限を迎える緊急事態宣言が延長されるかどうかの判断は、ゴールデンウイーク中に政府から公表されるだろう。しかし、国や地方公共団体が特に注目するのは、ゴールデンウイーク中に感染拡大が広がったか否かである。それが確認できるのは、ゴールデンウイークが終わってからおよそ2週間程度経った時点だ。
これを確認する前に政府が、緊急事態宣言を5月6日に終わらせることを決めることはないのではないか。最短でも2週間延長されるのではないだろうか。そして、ゴールデンウイークから2週間程度の時点で、感染者数の増加ペースが相当程度減少していれば、外出自粛要請、休業要請などの規制の一部を、段階的に緩和していく措置が検討されるだろう。
しかし、その時点でもなお感染者数の増加ペースが高水準で続く、あるいは感染爆発(アウトブレイク)の兆候が確認される場合には、今まで以上に厳しい規制措置が講じられることになる。
ゴールデンウイークからおよそ2週間後が、新型コロナウイルス対策の分水嶺となるのである。
https://news.yahoo.co.jp/articles/7e23c93c3c6d472bf106ebe821f5d664f5164969