10の都道府県を対象に出されている緊急事態宣言は、今月20日に期限を迎えます。
東京都で14日に確認された新規感染者は209人。先週の月曜日と比べて26人減りました。感染者数は減少傾向にあるものの、7日間平均の新規感染者数は前の週の90%と減少のペースが落ちてきています。
14日、東京都の小池百合子知事は「減少ペースが鈍化しているが?」との問い掛けに、「ここまで抑えつつありますけども、少し鈍化しているのはご指摘の通り。引き続きご協力お願いします」と答えました。
また、東京都は、インド型変異ウイルスの感染者の死亡が、都内で初めて確認されたと発表しました。50代の男性で、持病があったといいます。
■“酒提供自粛”焦点に…飲食店「慎重に考えて」
こうした状況下で、緊急事態宣言は延長されるのか、それとも解除されるのでしょうか。
解除して、「まん延防止等重点措置」に移行することも検討されています。
その場合、酒を提供する店の休業要請が解除され、時短要請も夜9時までに緩和される見通しですが、焦点となるのは「酒の提供自粛」が緩和されるかどうかです。
東京・新橋の居酒屋「根室食堂 新橋店」は、都の要請に従って酒の提供をせずに営業していますが、売り上げは激減しているといいます。
14日は、ランチで12人来店しましたが、夕方以降の客はゼロでした。
平山徳治店長は「きょうの売り上げで9400円」「(Q.通常時ならどれくらい?)そうですね。大体30万円ぐらい。雨が降った時でもだいたい30万円ぐらいだったが」と話します。
今後、酒を提供できるかどうか。店の命運はその一点に掛かっているといいます。
平山店長は「やはり酒類の提供(禁止)というのは、飲食店にとっては本当に致命的というのしっかり分かってほしい。とにかく酒類の提供をしないというのは、基本的に店を潰せというようなもの。慎重に考えてほしいと思う」と話していました。
6/15(火) 14:17
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