国会の予算委員会での審議をめぐって、自民党の各派閥の会合では、野党側が「桜を見る会」について追及を続けていることを批判する声の一方、政府が十分に説明責任を果たすべきだといった意見も出されました。
河村元官房長官は、「予算委員会も新型のコロナウイルスへの対応に焦点が移ってきた。いつまでも『桜を見る会』でもあるまいと思う」と述べました。
一方で、石原元幹事長は、「最近、野党の党首や総理大臣、閣僚の発言を聞いていると、ことばが非常に乱暴な気がして心配だ。子どものけんかとみられるような発言は、厳に戒めなければならない」と述べました。
また、石破元幹事長は、「予算委員会は『桜を見る会』の話が非常に多い。これを見て、もっとほかに議論することがあると思う人が多いと思うが、そういう状況は政府が説明責任を果たしたと国民に納得してもらって初めて生まれる」と指摘しました。
また、石破氏は、去年の参議院選挙の前に、河井案里氏側に党本部から合わせて1億5000万円が振り込まれていたことについて、「違法でも何でもなく適正に処理されたものだが、執行部がきちんと説明責任を果たしていかなければならない」と述べました。
NHKニュース
2020年1月30日 15時35分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200130/amp/k10012265541000.html