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俳優の黒木瞳さんも絶賛の出来栄えです。三豊市の中学生が現役の脚本家や俳優の指導のもと制作した映画が完成し、１０月２９日に試写会が開かれました。 約１００人の観客を前に上映されたのは、オリジナルの短編映画、「潮騒」。認知症の疑いがある母親の世話をする、中学生の物語です。 （撮影シーン）「よーい、はい！」 ９月１７日、三豊市で行われた撮影。市が２０１９年に立ち上げた「中学生映画制作スクール」で、２０２３年は市内の中学校から３２人が参加し、現役の脚本家や監督など映画作りのプロのもと、６月から本格的に制作を続けてきました。 （中学生）「膝がガクガクです」 （黒木瞳さん）「上手だったよ」 試写会には、撮影に参加した黒木さんの姿もありました。 （俳優　黒木瞳さん） 「子供たちの高揚と感動と、いろいろなものが伝わってきて参加させてもらって良かった。初心に返れた」 ひと夏の青春をささげた中学生たちにとっては、何ものにも代え難い思い出となったようです。 （「潮騒」監督　糸川莉乃さん） 「『やりたい』という声を持って生きてきて、こんなにすてきな人たちと出会えて良かった」 （「潮騒」主演　今井彩乃さん） 「まだまだ未熟な私たちだからこそ、社会に訴えられることがあると思うので、真剣に見てもらえて良かった」 試写会では、もう１つの短編映画「中学連続盗難事件（仮）」もお披露目されました。完成した２つの映画は、１１月２６日に三豊市文化会館マリンウェーブで一般公開されます。